ビットコイン(BTC)は火曜日のウォール街取引開始後、週間安値に向けて下落した。原油供給を巡る懸念が世界市場に動揺を広げた。
原油高と中東情勢でリスク資産下落
TradingViewのデータによると、米国の株式市場が下落して取引を開始したことを受け、BTC/USDは7万6000ドルを下回った。

米国とイランの対立が続き、ホルムズ海峡の封鎖が続く中で原油が市場の焦点となっている。
WTI原油はこの日、1バレル100ドルに回復した。トランプ米大統領がホルムズ情勢の行方について明確な見通しを示さない状況が続いている。
トランプ氏はTruth Socialへの投稿で「イランは『崩壊状態』にあると我々に伝えてきた」と述べた。
さらに「彼らはできるだけ早くホルムズ海峡を開放してほしいと求めている。指導体制の問題を解決しようとしているところだ」と語った。

市場分析アカウントであるコベイシ・レターは、アジア諸国への影響が拡大していると指摘し、イランの原油貯蔵能力が急速に逼迫しているとした。
「アジアのエネルギー危機はさらに深刻化するだろう」とXで予測した。
オンチェーン分析企業グラスノードも、原油が市場心理に与える影響に言及。「米国とイランの協議停滞によりホルムズ海峡の混乱が続き、供給が引き締まり市場全体に不安が広がっている」とXで述べた。

8万ドル突破期待は後退
こうした中、BTCは重要な抵抗トレンドラインを上抜けて週足を確定したにもかかわらず、8万ドルへの再挑戦には慎重な動きとなっている。
直近では7万3000ドル付近への2度の下落もあり、市場参加者の間ではダブルボトム形成の判断に慎重な見方が広がっている。
マテリアル・インディケーターズは「BTCの強気派は明確なダブルボトム反発を示していない。月末に向けてボラティリティの上昇が予想される」とコメントした。
同社のチャートでは、取引所のオーダーブック流動性とクジラの注文が示されており、現状では大口投資家のみが買いを入れている状況が確認された。

トレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏も、現物価格の上方に複数の抵抗帯が存在することを指摘し、ブレイクアウトにはさらなる裏付けが必要だと述べた。
「本格的なブレイクアウトを確認するには追加の動きが必要だ。ただし現時点では強気派も一定の努力を見せている」とXに投稿した。

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