ビットコイン(BTC)は今後、上方向へのボラティリティ拡大を見せる可能性がある。複数のテクニカル指標およびオンチェーンデータが、BTC価格が「強力な」上昇ブレイクに向かう可能性を示している。
ボリンジャーバンド、強いブレイクを示唆
一定のレンジ内での価格モメンタムやボラティリティを測るテクニカル指標であるボリンジャーバンドは、月足ベースで過去最も収縮した状態に達している。これは、近く大きな変動が起きる可能性を示している。
アナリストのカントニーズ・キャット氏は火曜日のX投稿で「ビットコインの月足チャートにおけるボリンジャーバンドの収縮は過去最小」と指摘し、「拡大が始まれば非常に強い値動きにつながる」と述べた。
BTC/USDは2023年12月から2025年8月にかけて、ボリンジャーバンド上限を突破した後に約235%上昇し、過去最高値の12万6000ドルに達した。2016年にも同様の動きが見られ、2017年の強気市場では価格が4000%以上上昇した。

別のアナリストであるオセムカ氏も、「このような収縮は強い値動きを生む」と述べている。
一方、ビットコインは直近の上昇で、200週間指数平滑移動平均線(EMA)の6万8000ドルおよび50日間単純移動平均線(SMA)の7万900ドルといった主要サポートラインを回復し、7万4400ドルへの上昇で6週間ぶり高値を記録した。
同時に、6万8500ドル付近の対称トライアングルの上限トレンドラインも突破している。
対称トライアングルは、高値切り下げと安値切り上げにより価格が収れんするパターンであり、いずれかのトレンドラインを突破すると、パターンの最大値幅に相当する値動きが生じることが多い。
このパターンに基づく上昇目標は8万4500ドルで、現在価格から約14%上の水準となる。

相対力指数(RSI)は60とプラス圏にあり、買い手が優勢であることを示している。次の重要な抵抗は8万500ドル付近の100日間SMAとなる。
この水準を終値で上抜ければブレイクアウトが強まり、下落トレンドが終了した可能性が示唆される。
オンチェーンデータ、8万4000ドル付近で上値抑制か
グラスノードの取得コスト分布ヒートマップによると、8万3000ドルから8万5000ドルの価格帯において大規模な蓄積が確認されており、投資家はこのゾーンで89万8000BTC以上を取得している。
取得コストの集積は、大口投資家がポジションを構築した価格帯を示し、価格上昇時にはエントリーポイントを防衛したり追加投資が行われたりすることで、価格の引力となる傾向がある。
DeFiレポートt創業者のマイケル・ナドー氏はX投稿で、「昨年11月から今年2月初旬にかけて、この価格帯でBTC供給の4.4%が取得された」と指摘した。
このゾーンは重要な売り圧力となる可能性が高く、8万4000ドル付近での上昇を抑える要因となる見込みである。
ナドー氏は「この水準は短期保有者の取得コストとも一致している」とし、「現在の逆張り的な上昇はこの付近で抵抗に直面する可能性が高い」と述べた。

なお、7万4200ドルから8ま3000ドルの取得コスト帯の間には、過去の供給集積が比較的少ない。このため、現在のレンジを上抜けた場合、上方の主要抵抗帯まで価格が比較的スムーズに上昇する可能性がある。
オーダーブックの流動性データも8万2000ドル付近を示しており、アナリストのゾード氏によると「大量のショートポジションが集中している」という。

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