ビットコイン(BTC)は金曜日のウォール街開始時点で6万6000ドルに接近した。分析では、米国のインフレ動向は「客観的に持続不可能」と指摘されている。
原油ショックが米国債市場を揺るがす
TradingViewのデータによると、BTC価格は約4%の下落となり、3月は6カ月連続の下落(月足陰線)となる可能性が高まっている。

マクロ要因がリスク資産全体の下押し圧力となった。イランによるホルムズ海峡封鎖を受け、原油供給への懸念が強まり、米国株は下落して取引を開始した。
米国とイランの戦争が4月まで長期化する見通しの中、市場は全面的にストレス状態にあり、米国債市場にもその影響が及んでいる。
トレーディング情報サイトのコベイシ・レターはX投稿で「米国債市場は深刻な状況にある」と警告した。
同投稿によると、10年物米国債利回りは戦争開始以降で最高水準に達しており、労働市場の悪化と並行してインフレ抑制を目指す米連邦準備制度理事会(FRB)にとって大きな問題となっている。
さらに「この1カ月足らずで、市場の議論は利下げから利上げへと急転換した。現在の基本シナリオは、今後18カ月にわたる政策据え置きだ」と指摘した。
「FRBは労働市場の弱さを理由に利下げを進めてきたが、その状況は依然として変わっていない。一方でインフレ期待はさらに深刻な問題となっており、これは客観的に見て持続不可能な状況だ」。

原油価格は米国のインフレ動向に大きな影響を与えている。また市場では、2026年に景気後退が到来するとの見方も強まっている。
コベイシ創業者のアダム・コベイシ氏は「インフレ期待は極めて悪化しており、市場はFRBによる緊急利上げが目前に迫っているかのように反応している」と付け加えた。

7万ドルが明確な上値抵抗に
ビットコイン市場でも警戒感が広がっており、BTC/USDは約3週間ぶりの安値圏で推移している。
Telegramのトレーディング分析グループ「テクニカル・クリプト・アナリスト」は4時間足ベースの分析として、次のターゲットは6万4000ドルになる可能性が高いと指摘した。
「BTCは上昇トレンドラインを明確に下抜け、7万〜7万2000ドルの供給帯の下で安値切り下げを形成しており、短期的な弱気転換が確認された。6万8000ドルのサポートを失ったことで、6万4000〜6万5000ドルの需要ゾーンへの下落継続が見込まれる。7万ドルを回復しない限り、この弱気モメンタムは否定されない」

コイングラスのデータは、3月の月足確定に向けた重要局面を示している。BTC/USDは2018年の弱気市場終盤以来となる、6カ月連続の下落を記録する可能性がある。

トレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏は「ここ数週間と同様、週末に向けて市場はリスク回避の動きを強めている」と指摘した。
その上で「先週月曜日の安値である6万5600ドルに注目している。個人的にはレンジ下限が重要であり、その周辺には依然として相当量の流動性が存在している」と述べた。

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