ブータン王国は過去24時間で7230万ドル相当のビットコイン(BTC)をウォレットから移動し、保有資産の一部売却を続けている。
アーカム・インテリジェンスによると、ブータンの政府系投資会社で、ビットコインマイニングや仮想通貨投資を管理するドゥルク・ホールディングス・アンド・インベストメンツ(DHI)は、過去24時間で6件の取引を通じて973BTCを移動した。
DHIはまた3月10日にも、1180万ドル相当の175BTCを移動している。アーカムは「ブータンは500万ドルから1000万ドル規模でビットコインを定期的に売却しており、特に2025年9月中旬から下旬にかけて売却が活発だった」と指摘した。
南アジアに位置するブータンは、ビットコイン保有とマイニングを通じて長期的な経済発展を支える「国家ビットコイン開発戦略」を採用している。2025年12月には、特別行政区ゲレフ・マインドフルネス・シティ(GMC)の開発に向け、保有する1万BTCを活用する方針を示している。

アーカムのデータによれば、ブータンは現在4400BTC(約3億2200万ドル相当)を保有している。
またアーカムによると、ブータンが管理するウォレットでは過去1年以上、1億ドルを超えるビットコイン流入は確認されておらず、マイニング事業を停止または縮小した可能性が指摘されている。

コインテレグラフはDHIに対しマイニング事業についてコメントを求めたが、記事掲載時点で回答は得られていない。
同国は2024年から2025年にかけて、再生可能エネルギーを活用したビットコインマイニングや戦略的ビットコイン準備金の構築、仮想通貨に友好的な規制の導入で注目を集めていた。
2024年以降、保有量を大幅縮小
ブータンは2026年2月にも284BTC(約2200万ドル相当)を移動しており、2025年10月の市場暴落以降、仮想通貨市場の下落局面の中で売却を進めている。
この暴落により、ビットコイン価格は過去最高値約12万6000ドルから50%以上も下落し、6万ドルまで下げた後、現在の水準まで限定的に回復している。

アーカムによると、ブータンのビットコイン保有量は2024年10月に1万3295BTCでピークを迎え、その後は準備金からの売却が続いている。この1万3295BTCは、2025年10月の過去最高値時には16億ドル超の価値に相当していた。

