リップル(XRP)は過去24時間で下落が進行し、足元では1.37ドルで推移している。ゴールドマン・サックスによる現物XRP ETFへの投資開示にもかかわらず、価格は反応を示さず、弱いリスクセンチメントとテクニカル的な下落構造が続いている。
ゴールドマン、XRP ETFに152億ドル投資
ゴールドマン・サックスは2025年第4四半期の米証券取引委員会(SEC)への13F報告書で、米国の現物XRP ETFに対する152億ドルのポジションを開示し、機関投資家として最大規模の保有者となった。
総額3.5兆ドルを運用する資産運用会社であるゴールドマンは、投資は4つのETFに分散されている。ビットワイズXRP ETFに39.8億ドル、フランクリンXRPトラストに38.5億ドル、グレイスケールXRP ETFに38億ドル、21シェアーズXRP ETFに35.9億ドルを配分している。
ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏によると、ゴールドマンの保有は、上位30の機関投資家によるXRP ETF保有総額約211億ドルのうち約73%を占める。

ただし、このような機関投資家の動きにもかかわらず、XRP価格は年初の約1.84ドルから25%下落しており、ETF資金流入の鈍化とマクロ環境の悪化が重しとなっている。
米国のXRP ETFへの累積純流入額は、取引開始から数カ月で10億ドルを超え、1月16日に12.8億ドルでピークを付けた。その後は減速し、現在は12.1億ドルにとどまる。
運用資産総額も1月初旬の約16.5億ドルから、価格下落と資金流出の影響で約9.95億ドルまで減少している。

弱気ペナント崩れ、0.72ドルも視野
XRPは木曜日、1.40ドルの下値トレンドラインを割り込み、弱気ペナントを下抜けた。今後はこのラインがレジスタンスとして機能する可能性があり、下落継続の確認につながる可能性がある。

弱気ペナントは急落後の三角持ち合いで形成され、下抜けると再度の大幅下落を引き起こすパターンだ。
このパターンに基づく下値目標は0.72ドルで、現在価格から約48%の下落余地がある。
また、1.27ドルを下回れば弱気派が主導権を維持していることを示し、1ドル付近への下落が現実味を帯びる。
ボラティリティ低下、次の大きな動き示唆
一方で、XRPのボラティリティ指標は大きな価格変動の接近を示している。
30日間の実現ボラティリティは0.5266付近まで低下し、2026年の最低水準を記録した。
さらにボラティリティZスコアは-0.9048と、過去平均と比べて明確な低下を示している。
クリプトクオントのアナリストであるアラブ・チェーン氏は「このようなボラティリティ収縮は通常、上下いずれかへの急激な価格変動の前兆となる」と指摘している。

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