イーサリアム(ETH)の強気派は、3月に2800ドル付近への回復を狙っている。少なくとも3つの指標が、ETH価格のさらなる上昇余地を示している。
イーサリアム、弱気チャートパターンを否定
日曜日、イーサリアムの価格は日足チャートで当初弱気ペナントと見られていたパターンを否定した。
ETH/USDは2100ドル付近にあったペナント上限のトレンドラインを突破し、月曜日には9.8%上昇して2287ドルと6週間ぶりの高値を記録した。このブレイクアウトは取引量の増加と同時に発生しており、上昇に対する市場の確信が強まっていることを示している。

価格はまた、20日間指数平滑移動平均線(EMA、赤)の2072ドルと50日EMA(黄)の2210ドルという2つの主要サポートラインを同時に回復した。
これにより、対称トライアングルパターンによる強気反転の可能性も高まった。
対称トライアングルは、価格が高値を切り下げ、安値を切り上げることで形成され、値動きが徐々に収れんしていくパターンである。価格がいずれかのトレンドラインを突破すると、パターンの最大高低幅と同程度の値幅で動くことが多い。

イーサリアムの場合、上限トレンドライン突破後のターゲットは約2850ドルとなり、現在価格から約26%上の水準となる。この水準は、チャートに示されている200日間EMA(紫)とも一致している。
次の重要な抵抗は2500ドル付近の100日間EMA(青)となる。
この水準で拒否されればブレイクアウトの勢いは弱まり、調整の可能性が高まる。
オンチェーンデータ、上値は2800ドル付近で制限か
ETHは現在、上限2350ドルの実現価格と、下限1650ドルのMVRVバンド最下位に挟まれた広いレンジ内で推移している。
下図によると、MVRVバンド最下位からの今回の反発は2022年第2四半期の市場構造と似ている。当時も価格は実現価格を上抜けた後、その上にある最初のMVRVバンドで拒否された。

この類似性は、今回の回復局面も2650ドル付近で止まる可能性があることを示唆している。ここは実現価格の上に位置する最初のMVRVバンドにあたる。
さらに、グラスノードのエンティティ調整済みUTXO実現価格分布(URPD)によると、現在のETH UTXOが形成された価格帯には2770ドルから2880ドルにかけて密集した供給ゾーンが存在する。この価格帯では投資家が790万ETH以上を取得している。
この未消化の供給は継続的な売り圧力の要因となっており、2800ドル付近での上昇を抑える可能性が高い。

一方で、ETHの取得コスト分布ヒートマップでは2800ドル付近に大きな集積が確認されている。ここでは過去に300万ETH以上が購入されており、短期的にはこの水準を目指す可能性があることを示している。
ポリマーケット、3月の2800ドル到達確率が上昇
仮想通貨ベースの予測市場ポリマーケットでは、3月のイーサリアム見通しに明確な強気シフトが見られている。
トレーダーは現在、ETHが3月に2800ドルへ到達する確率を13%と見ている。これは過去24時間で10%上昇した水準である。2600ドルと2400ドルの目標については、それぞれ32%と69%とさらに高い確率が付けられている。

一方で、3月にETH価格が1800ドルや1600ドルに下落する確率は以前より低くなっており、市場参加者が下落リスクの見方を後退させていることが示されている。
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