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Biraajmaan Tamuly
執筆者:Biraajmaan Tamulyスタッフライター
Ray Salmond
校閲:Ray Salmondスタッフ編集者

長期保有者の供給量1500万BTC突破、ビットコイン新安値更新の可能性「極めて低い」

長期保有者の供給量1500万BTC突破、ビットコイン新安値更新の可能性「極めて低い」
マーケット

ビットコイン(BTC)が6万ドルを下回る可能性は「極めて低い」との見方が出ている。BTC長期保有者の保有量が、総供給量の71.6%まで増加したことを示すデータが背景にある。

加えて、重要なテクニカル指標も2月以来初めて強気シグナルへ転換した。

ビットコイン価格、新安値回避の可能性=アナリスト

仮想通貨アナリストのスカイコデリック氏は、週足相対力指数(RSI)が50水準を再テストしたことを受け、ビットコインが新たな安値を更新する可能性は「極めて低くなった」と述べた。

過去には、RSIが売られ過ぎ圏から50水準を回復した後、ビットコインは長期的上昇局面へ移行していた。

BTC/USD, one-week chart, and RSI analysis. Source: Skykodelic/X

今回の動きは、ビットコインの週足RSIが過去4回目となる売られ過ぎ圏入りを記録してから105日後に起きた。

スカイコデリック氏は、2022年サイクルだけが例外だったと指摘した。当時はFTX取引所崩壊によって市場全体が急落し、ビットコインはその後さらに新安値を形成した。

また、その局面では、RSIは回復過程で50水準を再テストしなかった。

BTC長期保有者(LTH)の動きも同様の方向性を示している。

仮想通貨アナリストのクリプトゼノ氏は、1年以上保有しているビットコイン投資家指標が、2013年、2016年、2019年、2022年後半の大型上昇局面に先行した歴史的「売られ過ぎ」蓄積ゾーンへ戻ったと述べた。

BTC long-term holders (1+ year) metric. Source: X

クリプトゼノ氏は以前、2021年および2017年の市場サイクル天井は、長期保有者の分配売却が加速した際に形成されたと指摘していた。

一方、現在の数値は継続的な蓄積と、市場で利用可能なBTC供給量縮小を示している。

オンチェーンデータもこの傾向を裏付けている。

長期保有ビットコイン供給量は、2025年10月1日以来初めて1504万BTCを上回り、流通供給量の71.6%を占めた。

BTC long-term holder flow. Source: CryptoQuant

BTC採掘企業、底打ち形成局面で慎重姿勢

仮想通貨アナリストのペリン・アイ氏は、長期保有者データが強気である一方、BTC採掘企業の動向は依然として慎重姿勢を示していると述べた。

バイナンスプールの採掘企業準備金は、5月の4万1987BTCから4万1915BTCへ減少した。これは、継続的に供給がバイナンスへ流入していることを示している。

アイ氏は、バイナンスプール準備金データの重要性について次のように説明した。

「バイナンスプールは世界ハッシュレートの大部分を占めているため、その動向は市場全体が反応する前の採掘企業心理を反映することが多い。準備金減少は、運営上の売却圧力が依然継続していることを示している」

BTC Puell Multiple and Binance pool miner reserve. Source: CryptoQuant

採掘企業ポジション指数(MPI)は依然として過去のパニック売り水準を下回っている一方、プエル・マルチプルは1未満にとどまっており、採掘事業全体で収益圧力が続いていることを示している。

同アナリストは、この状況を「底打ち形成付近でよく見られる待機局面」と表現した。

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