市場アナリストによれば、イーサリアム(ETH)は買い圧力の高まりを背景に「レジーム転換」の局面に入る可能性があるが、強気派は2000ドル水準を維持する必要がある。
イーサリアムの買い手が優勢
クリプトクオントのデータによると、ETHデリバティブ需要の回復に伴い、ネットテイカーボリュームは「より強固な底の形成」を示唆している。
ネットテイカーボリュームは、デリバティブ市場における積極的な買い手と売り手の不均衡を測定する指標であり、3月6日以降プラス圏を維持している。
下の図が示す通り、この指標は2023年以降の大半の期間でマイナス圏にあったが、現在はプラスに転じ、3月16日には最大1億4000万ドルに達した。
クリプトクオントのアナリストであるダークフォスト氏は火曜日のX投稿で、「現在は1億400万ドルの買い圧力が優勢となっている」と述べた。
同氏は「前回の弱気市場以降、イーサリアムのデリバティブ市場でこのようなレジーム転換が観測されるのは初めて」と指摘し、次のように続けた。
「この動きが継続し、現物市場やETFがこれを後押しすれば、イーサリアムは再び上昇トレンドに入る可能性がある」

未決済建玉(OI)も、この見方を裏付けている。これは決済または清算されていない先物契約の総数を示す指標だ。
現在、この数値は640万ETHに達しており、2025年7月に記録した過去最高の780万ETHに近づいている。
ダークフォスト氏は日曜日のX投稿で「10月に500万ETHまで減少した後、未決済建玉は徐々に回復している」と述べ、「イーサリアムのデリバティブ市場は依然として非常に活発」と付け加えた。

一方、現物イーサリアムETFの資金フローはプラスに転じ、月曜日には純流入額が1億2000万ドルとなり、3月中旬以来の高水準を記録した。

これは数日間の流出の後、米国投資家の需要が回復したことを示しており、ETH価格の上昇要因となる可能性がある。
ETH価格は2000ドル維持が鍵
価格チャート上では、ETH/USDは1800ドルから2000ドルのサポートゾーンを維持する限り、慎重ながら強気の構造を維持している。この水準は、20日間指数平滑移動平均線(EMA)と対称トライアングルの下限が重なるポイントでもある。
アナリストのテッド・ピローズ氏は火曜日のX投稿で「2000ドルのサポートゾーンが維持される限り、イーサリアムは再び上昇する可能性がある」と述べ、「2000ドルを失えば、年初来安値を更新する可能性がある」と警告した。

このサポート水準の重要性は、取得単価分布からも裏付けられる。下図のヒートマップによれば、約2000ドル付近で350万ETH超が取得されている。

さらに下では、1750ドルから1800ドルの需要ゾーンが次の防衛ラインとなり、ここでは136万ETHが取得されている。
もしETH価格がこの水準を下回れば、対称トライアングルのターゲットである1460ドル、すなわち現在価格から約30%下落する可能性がある。
ほかの分析によれば、1800ドルから2000ドルの維持は強気派の強さを示すシグナルとなり、主導権を取り戻すためにはETH/USDを2400ドルのレンジ高値以上へ押し上げる必要がある。
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