
ビットコイン 一時7万8000ドルまで到達 仮想通貨市場で6.6億ドルのショート清算発生
ビットコイン(BTC)は金曜日、一時7万8000ドルを上回り、10週間ぶりの高値を更新した。米国・イスラエルとイランを巡る緊張緩和を受け、仮想通貨および株式市場が反応した形だ。レンジ上限の突破により、レバレッジポジションの大規模な清算も発生した。

ビットコイン(BTC)は金曜日、一時7万8000ドルを上回り、10週間ぶりの高値を更新した。米国・イスラエルとイランを巡る緊張緩和を受け、仮想通貨および株式市場が反応した形だ。レンジ上限の突破により、レバレッジポジションの大規模な清算も発生した。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
ショートポジションの清算額は6億6000万ドル超に達し、そのうちビットコインが3億5300万ドル、イーサリアム(ETH)が1億6000万ドルを占めた。
過去24時間で先物市場全体では8億2600万ドルが消失した。

Crypto market liquidations. Source: CoinGlass
最大の単一清算はハイパーリキッドで発生し、1575万ドル相当のBTC-USDTショートポジションが解消された。
こうした大規模なショート清算は価格上昇を加速させる傾向がある。コイングラスのデータによると、ビットコインの先物建玉(OI)は過去24時間で13%増加した。

Total Bitcoin open interest. Source: CoinGlass
先物市場ではロングとショートは常に対になっているが、OIの増加はレバレッジの拡大と市場参加の増加を示す。このケースでは強気派側に傾いている可能性が高い。
Hyblockのデータでは、7万7500ドルから7万8000ドルの売り流動性が吸収される中で、BTCは日中高値まで上昇した。

BTC net short positions. Source: Hyblock
MACDが強気シグナル 「大きな動き」示唆
ビットコインの移動平均収束拡散(MACD)指標は週足で買いシグナルを示しており、過去には急騰に先行して現れてきたパターンだ。
MACDはトレンドの強さや方向、持続性を判断するための代表的なモメンタム指標だ。
今回、同指標は過去最低水準から反発し、週足で強気クロスを形成した。
アナリストのサイコデリック氏はXで「週足MACDの強気クロスとトレンド転換が確認されただけでなく、MACDが史上最低水準から発生している点が重要だ」と述べた。
さらに「現在は極めて重要な水準にあり、週足終値が重要な意味を持つ」と指摘した。
過去の例では、MACDライン(青)がシグナルライン(オレンジ)を上抜けた際、ビットコインは大幅上昇を示す傾向がある。直近では2022年の弱気市場の底で同様のシグナルが出現し、その後376%の上昇につながった。

BTC/USD weekly chart. Source: Cointelegraph/TradingView
アナリストのミキーブル・クリプト氏も「週足MACDの強気クロスが発生すると、大きな値動きが続く傾向がある」と述べた。
また、The Chart Reportは過去のクロスについて「勝率93%、中央値ベースで12カ月後のリターンは195%に達している」と説明した。

BTC price performance after weekly MACD crossovers. Source: X/The Chart Report
他のアナリストは、アルトコインも含めた市場回復が継続し、ビットコインが9万ドル以上の上値抵抗を再テストする可能性を指摘している。

