市場アナリストらは、ビットコイン(BTC)が8万2000ドル超の数カ月ぶり高値から8%下落したことを受け、「モメンタム枯渇」の兆候を示していると指摘している。
現在、強気派が重要サポート水準を維持できるかが注目されている。
ビットコインの勢いは「弱まりつつある」
プライベート資産運用会社スイスブロックは、ビットコインが8万2000ドル超で「上昇拡大を維持できなかった」ことを受け、モメンタムが衰えていると分析した。
同社は、「ビットコインの上昇モメンタムは反発のたびに勢いを失っている」と指摘し、これが最新の7万6000ドルへの下落につながったという。
現在、ビットコインは7万7200ドル付近で推移している。
真の市場平均と短期保有者コストベースが集中する7万8000ドル付近が、直上のレジスタンスとして機能している。
スイスブロックは、「ビットコインは内部的に強い上昇モメンタムを再生する能力を失いつつある」と述べた。
さらに、「モメンタム枯渇自体が下落開始ではない。しかし通常、それは下落前に現れるプロセスだ」と警告した。

同様の見方を示したアナリストのアクセル・アドラー 氏は、ビットコインのスローインパルスパフォーマンス指標が「4月以来初めてマイナス圏へ転落した」と指摘した。
さらに、「マクロ圧力が高まる中で、モメンタムは弱まっている。この指標が再びプラスへ戻らない限り、あらゆる上昇は未確認状態だ」と述べた。

Glassnodeも最新レポートで、ビットコインの価格モメンタム指標が過去1週間で66.7から47.1へ29%低下したと報告した。
同社は、これは「強い上昇モメンタムから弱体化への転換」を示していると分析した。
「市場全体でモメンタム、現物需要、投機ポジションが弱まりつつあり、ビットコイン市場構造は軟化し始めている」

注目されるビットコイン重要サポート
コインテレグラフが以前報じたように、ビットコイン上昇継続の鍵は、強気派が7万4000ドル〜7万5000ドル帯を維持できるかにかかっている。
この水準は過去2年間、重要サポートとして繰り返し機能してきた。
ここには50日指数平滑移動平均線(EMA)、100日EMA、50日単純移動平均線(SMA)などの主要移動平均線が集中している。
このため、この価格帯は重要需要ゾーンとなっている。
トレーディング分析会社マテリアル・インディケーターズは最近のX投稿で、「BTC/USDがまだこの水準を下抜けしていないことこそ、ビットコインにとって最も強気な要素かもしれない」と指摘した。

次の重要ゾーンは、100日SMAが位置する7万2000ドルと、心理的節目である7万ドルの間だ。
もしこの水準を失えば、BTC価格は6万5000ドルへ下落し、その後、2月6日に記録した6万ドル割れのマクロ安値を再訪する可能性もある。
アナリストのダーン・クリプト・トレーズ氏は、「7万5000ドル〜7万6000ドルのサポートを失えば、BTC/USDはかなり早く7万2000ドル水準を試すことになる」と述べた。

さらに広い視点では、トレーダーのクリプト・アムステルダム氏も、「BTC/USDが7万4000ドル〜7万6000ドル帯(下図のオレンジ色ゾーン)を維持できれば良い状況だ」と分析した。
また、7万2000ドル付近にも追加防衛ラインが存在すると説明した。
同氏は、これらサポート水準が崩れた場合の下落ターゲットを6万ドルおよび5万ドルと設定している。

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