
ビットコイン価格が6.8万ドルを追う展開でも、トレーダーは短期的な下落を予測
アナリストはビットコインの価格保ち合いが6万ドルの方へ傾くと予想しているが、テクニカルチャート上では8.2万ドルに向けた清算ラリーが起こる可能性も示唆されている。

ビットコイン(BTC)の保ち合いは、2月6日に6万ドルの主要な安値を付けて以来5週目に突入した。日足チャートでは日中の高値と安値の幅が狭まり、レンジが引き締まっていることがわかる。
下値を切り上げ、上値を切り下げるこのパターンを、一部のアナリストはブレイクアウトの前兆と見ている。特に機関投資家による買いの再開や、モルガン・スタンレーによる現物ビットコインETFの近日ローンチ発表、ストラテジー(Strategy)による巨額の追加購入といったポジティブな進展を考慮するとその傾向は強い。しかし、依然としてビットコインの市場構造は弱気派に有利な状況にある。
独立系市場アナリストのfilbfilb氏は、月曜日のテレグラムの投稿で、市場の見通しについて「依然として全体的に弱気だが、50日移動平均線(DMA)と斜めのレジスタンスラインは、もし強気転換した場合にはそれを証明する絶好の位置にある」と述べた。
同氏はさらにこう付け加えた。
「BTCは現在、予想通り以前のサポートである50日DMAへの回帰(リバーサル)を見せている。50日DMAは現在6.88万ドル付近に位置しており、注視すべき重要なポイントだ」

BTC/USD 5-hour chart. Source: filbfilb/TradingView
MNファンドの創設者マイケル・ファン・デ・ポッペ氏も、短期的には弱気トレンドが再開すると予測している。同氏はXの投稿で次のように述べた。
「ビットコインの価格が下落するかどうかではなく、『いつ』下落するかを問う方が適切だろう。上昇するたびに押し戻されているのは明らかだ」

BTC/USD price action. Source: Michael van de Poppe / X
ビットコインの最近の力強さがアナリストの予測を裏切る可能性
週明け以降のビットコインの価格動向は、アナリストたちの短期的な弱気見通しとは相反している。月曜日に原油価格が105ドルを超えて高騰し、イランでの軍事衝突が激化して停戦の可能性が不透明になったにもかかわらず、BTCは6.7万ドルから6.8万ドルのレンジで力強さを見せている。
もしBTCが、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準と一致する68,879ドルを上抜けてサポートに転換(フリップ)できれば、8.2万ドルへのラリーが現実味を帯びてくる。この見通しは、日足チャートのボリュームプロファイル(VPVR)のギャップや、BTC/USDTの清算ヒートマップデータによっても補強されている。ヒートマップでは、68,500ドルから70,000ドル、および72,000ドルから74,000ドルの価格帯にショートポジションの清算クラスター(溜まり)が確認できる。

Bitcoin liquidation heatmap, 1 month lookback. Source: Hyblock
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