ビットコイン(BTC)は、来月に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)新議長就任により、「数カ月にわたる下落」に直面する可能性がある。
新FRB議長就任後は下落しやすい傾向
仮想通貨トレードアカウントのCRYPTOWZRDはXでの最新分析で、6月にかけてBTC価格に新たな下押し圧力が生じる可能性を指摘した。
FRBではジェローム・パウエル議長の後任としてケビン・ウォーシュ氏が就任予定であり、仮想通貨を含むリスク資産にとって重要な局面となる。
CRYPTOWZRDは「FRB議長が交代するたびに、BTCは数カ月調整した後に本格的な上昇が始まってきた」と述べ、「今回もそのパターンに従うのか、それとも呪いを解くことができるのか」と指摘した。

過去のデータでは、FRBの指導部交代は株式市場にも下押し圧力を与える傾向があるが、今年はその中でS&P500が過去最高値圏にあるという特異な状況となっている。
さらに政治要因も絡む。パウエル氏は仮想通貨の強気材料となる利下げを見送っており、トランプ大統領は公然と同氏を批判している。
トランプ氏は先週のCNBCとのインタビューで、ウォーシュ氏が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを行わなければ失望するだろうと述べた。
パウエル氏最後のFOMCは水曜日に予定されており、CMEグループのFedWatchによれば市場は政策金利の据え置きをほぼ確実視している。

ウォーシュ氏による相反するシグナル
一方で、米国のマクロ環境はビットコインやアルトコインにとって追い風となる可能性もある。
FRBは今年に入りバランスシートの拡大を再開しており、これは従来、市場にとって流動性の供給要因となってきた。
ビットコイン・オポチュニティ・ファンドのジェームズ・ラビッシュ氏は「ここ数カ月でFRBは約2000億ドルの米国債をバランスシートに戻した」と指摘し、「量的引き締めは事実上終了し、軽い量的緩和が始まっている」と述べた。

一方で、ウェルスマネジメント会社クリエイティブ・プランニングのチャーリー・ビレロ氏は、ウォーシュ氏の政策に「矛盾」があると指摘する。
同氏は利下げの必要性を示唆する一方で、2021年から2022年のインフレ局面における低金利政策を「致命的な政策ミス」と批判してきた。
また、バランスシート拡大にも否定的な立場を取っており、2026年の上昇トレンドの持続性に疑問を投げかけている。
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