ビットコイン(BTC)は現在、弱気継続を示唆するベアフラッグパターン内で推移しており、5万ドル割れ、すなわち現水準から約30%下落する可能性が示唆されている。ただし、マイケル・セイラー氏率いるストラテジーの買いが弱気シナリオを覆す可能性もある。

ストラテジーの買いが供給を吸収
通常、ベアフラッグは下落トレンドの継続を示すが、その背景には需要不足がある。
しかし今回のビットコイン市場では、ストラテジーがマイナーの供給を上回るペースでBTCを買い集めている。
3月2日以降、ストラテジーの保有量は4万6233BTC増加した一方、同期間のマイナー供給は約1万6200BTCにとどまり、新規供給の約3倍をストラテジーが吸収した計算となる。

この需要の多くは、同社の優先株STRCを通じて生み出されている。STRCが額面100ドル付近またはそれ以上で推移する間、ストラテジーは株式発行を継続し、BTCの買い増しを進めてきた。
例えば先週、同社はSTRC販売により1億260万ドルを調達し、3億3000万ドル超のビットコイン購入資金に充てた。この動きの後、BTC価格は6.65%上昇した。
また、3月9日から13日にかけては約7億7600万ドルを調達し、1万1000BTC以上を購入。この期間、S&P500が1.6%下落する中で、ビットコインは7%上昇し、最大で10.5%の上昇をみせた。
ただし3月中旬にSTRCが額面を下回ると、株式発行は減速。過去にも同様の局面では25%から40%の価格下落が発生しており、1月の発行停止後には3週間で約40%の下落が見られた。
この間の売り圧力は、長期保有者やクジラが主導していた。
上抜けなら11万ドルシナリオ
ビットコインは依然としてベアフラッグ内にあるが、7万5000ドル付近の上限トレンドラインを突破すれば、この弱気パターンは無効化される。
その場合、10万8000ドルから11万ドルのターゲットが意識される展開となる。

同様のパターン崩壊は2018年の底値付近でも発生しており、上昇ウェッジが下落ではなく上抜けにつながった事例がある。
また、ビットコインが200週間単純移動平均線付近に位置している点も強気材料とされる。2018年にはこの水準で底打ちし、その後1975%上昇した。
2026年時点でも、200週移動平均は下値を支える役割を果たしており、同様の底形成の可能性が意識されている。
一部アナリストは、ストラテジーが現在のペースでBTCを買い続ければ、価格が40万ドルに到達する可能性もあると指摘している。
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