ビットコイン・ドミナンスは水曜日に61%まで上昇し、2025年11月以来の最高水準を記録した。この指標は4月初旬の58.44%から上昇しており、強気トレンドが広範な仮想通貨市場よりも依然としてBTCに有利に働いていることを証明している。
過去2カ月間で、バイナンスにおけるアルトコインの取引高も49%増加した。また、同取引所に上場しているアルトコインの12.6%が、200日単純移動平均線(SMA)を奪還している。

Bitcoin dominance, one-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView
アルトコインに回復の初期兆候
仮想通貨アナリストのダークフォスト(Darkfost)氏によれば、ビットコインは2月6日の安値6万ドルから36%上昇し、ドミナンスを61.3%まで押し上げる要因となった。
アルトコインはその期間の多くを売り圧力の下で過ごしたが、ビットコインとイーサ(ETH)を除く仮想通貨時価総額を示す「TOTAL3」は、17%上昇して2カ月ぶりの高値となる7,650億ドルに達した。アルトコインの回復ペースはBTCに遅れをとっているものの、いくつかの指標は改善し始めている。

TOTAL3, one-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView
CryptoQuantのデータによると、アルトコイン市場の取引活動は緩やかに増加している。BTCとETHの先物合計取引高と比較したバイナンスでのアルトコインのボリュームシェアは、3月の31%から水曜日には49%に上昇した。この上昇は、上位2資産に数カ月間資本が集中した後、ビットコインとイーサ以外への参加者が増えていることを示唆している。
ただしダークフォスト氏は、この変化はいまだ緩やかなものであり、2024年のアルトコイン急騰時に見られたような、アグレッシブな資金循環(ローテーション)の段階からはほど遠いと付け加えた。
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Altcoin dominance by volume. Source: CryptoQuant
取引所のボリューム推移がローテーションを示唆
市場アナリストのCW8900氏は、中央集権型取引所(CEX)での活動の活発化を、ビットコイン以外への参加が改善しているもう一つの兆候として挙げた。同氏によれば、上位5銘柄を除くアルトコインの取引高は、ここ数週間で着実に増加している。

CEX volume ratio vs Top 5 crypto. Source: CryptoQuant
また、90日間の「アルトシーズン指数(AltSeason Index)」も28.6まで上昇し、ここ数カ月で最も速い回復を見せている。この指数は、一定期間内にアルトコインの過半数がビットコインのパフォーマンスを上回っているかどうかを追跡する。75以上の数値は強力なアルトコイン・サイクルに関連するが、CW8900氏は次のように述べた。
「この指標は、今回のサイクルにおいて真のアルトシーズンがまだ到来していないことも示している。指数が最高点に達したのは2024年初頭だったが、その値でさえ過去のアルトシーズンと比較すると相対的に低かった」
CryptoQuantのデータは、ビットコインに対して大幅なアンダーパフォームが続いた数カ月を経て、アルトコイン市場全体に改善が見られることも示している。アルトコインの平均価格は、サイクル初期の200日SMA比マイナス44.4%から、現在はマイナス23.47%まで上昇している。同様の数値は、過去には2022年の弱気相場末期付近でも見られた。

Altcoin performance, on average, relative to the 200-day SMA. Source: CryptoQuant
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