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Nancy Lubale
執筆者:Nancy Lubale元スタッフライター
Allen Scott
校閲:Allen Scottスタッフ編集者

ビットコイン7万ドル割れ 弱気相場の最終局面か?

ビットコイン7万ドル割れ 弱気相場の最終局面か?
市場分析

ビットコイン(BTC)は木曜日、売り圧力が再び強まり、価格は7万ドルを下回った。

アナリストは、「極端な恐怖」となった市場心理や未実現損失の増加を背景に、ビットコインが弱気市場の終盤段階にある兆候を示していると指摘している。

保有者の損失拡大、恐怖心理が優勢

ビットコインは2025年10月6日に付けた過去最高値12万6000ドルから44%超下落している。

この影響で、投資家の含み益と含み損の差を示すNUPL(Net Unrealized Profit/Loss)は0.25を下回り、「希望/恐怖ゾーン」に突入した。

クリプトクオントのアナリストであるエニグマ・トレーダー氏は「流通供給の約40%が含み損の状態にある」と指摘した。

さらに、恐怖強欲指数が15の「極度の恐怖」を示しており、「市場の痛みと不確実性を反映している」と述べた。

「NUPLが0.25を上回れば楽観ゾーンへの移行を示し、歴史的には価格モメンタムの回復と一致してきた」
ビットコインの未実現損益 Source: CryptoQuant

こうした構造は過去の弱気市場と類似しており、ビットコインが底を形成する過程でNUPLが0を下回るケースも見られている。

グラスノードは、含み損の割合を時価総額に対して分析し、7日間移動平均が15%で安定していると指摘した。

「現在の市場心理は強い恐怖状態にある」とし、「この損失水準の解消にはさらなる時間、さらなる価格下落、あるいは短期間での大規模な資金流入が必要となる」と分析した。

ビットコイン:未実現損失 Source: Glassnode

また、実現利益も大幅に減少している。2025年7月に1日30億ドルあった実現利益は、現在では1億ドル未満に低下し、96%以上の減少となっている。

グラスノードはこれを「需要の枯渇を示す追加的証拠」とし、「この規模の縮小は弱気市場終盤に典型的であり、利益確定できる売り手が減少し、オンチェーン流動性も低下している」と指摘した。

ビットコインの調整済み実現利益 Source: Glassnode

クリプトクオントのアナリストであるクリプト・ダン氏は、一部指標が6万ドルで底打ちを示唆しているとしつつも、「決定的な確認シグナルがまだ不足している」と述べた。

次の焦点は6万ドル台

ビットコインは6万ドル割れから回復後も、6万4000ドルをサポート、7万2000ドルをレジスタンスとするレンジ内で推移している。

現在は、1週間〜1カ月保有層の平均取得コストである7万200ドル付近を維持できるかが焦点となっている。

ただし、この水準での買い集積は限定的であり、「下抜けリスクは依然として高い」とグラスノードは指摘する。

次の重要水準は約5万4000ドルの実現価格である。2022年の弱気市場では、この水準への接近が底打ちの契機となった。

ビットコインの実現価格 Source: Glassnode

上値では、1カ月〜3カ月保有層のコストである8万2200ドルが主要なレジスタンスとなる。8万4000ドル付近には短期保有者の供給が集中しており、反発局面でも売り圧力を強める可能性がある。

テクニカル分析では、クリプトパテル氏が7万6000ドルへの上昇を「ロウアーハイ」と位置付け、「より長期の時間軸では下方向を示唆している」と指摘した

「仮に7万6000ドルを上抜けても、8万6000〜9万ドルに強い売りゾーンが控えている」
BTC/USD daily chart. Source: X/Crypto Patel

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